CPRで使えるツールを公開
心停止の患者さんに対して胸骨圧迫を行うときは「胸骨圧迫の中断時間をいかに短くするか」が非常に重要です。
その目安となる指標に「CCF(Chest Compression Fraction:胸骨圧迫時間比率)」があります。蘇生処置を行っている総時間のうち、実際に胸骨圧迫を行っている時間の割合のことです。
蘇生処置の現場では、波形確認や電気ショック、胸骨圧迫の術者交代など、どうしても胸骨圧迫を中断するタイミングがいくつかあります。しかし、ガイドラインでは「CCFの目標として、60%以上にはしよう」とされています。
(※CCFについての詳細は、以前の記事もご覧くださいhttps://meroselica.com/chestcompressionfraction/)
測り方はわかったけど実際どうやって測るの?
CCFの重要性はわかった。計算方法もわかった。 でも、現場でこんなことを思った方はいないでしょうか?
「ただでさえ波形確認のタイマーとアドレナリンのタイマーを使っているのに、さらにストップウォッチを2つ用意して、蘇生が始まったらスタートさせて、中断したらストップして……そんなの無理!!」
はい、私も激しくそう思います。
人手にめちゃくちゃ余裕があればいいのですが、タイマー係のために患者さんの処置にあてる人数が減ってしまっては本末転倒です。それに、台の上がタイマーだらけになってごちゃごちゃするのも避けたいですよね。
メロゼリカ開発!「ICLSマルチタイマー」
ということで、今回メロゼリカでは現場の悩みを解決するツールを作りました! その名も「CPRマルチタイマー」です。
〈タイマーページへのリンクはこちら〉
スマホやタブレットのブラウザで誰でも簡単に使えます。 機能は大きく分けて以下の4つです。
1. CCF計測機能
A:蘇生開始(=胸骨圧迫の開始)を押すと、総活動時間と胸骨圧迫時間のタイマーが同時に動き出します。

- 中断時: 胸骨圧迫を中断したら「B:圧迫中断」ボタンをタップ。胸骨圧迫時間だけが止まり、リアルタイムでCCFが下がっていきます。
- 再開時: 「B:圧迫再開」を押すと、胸骨圧迫時間が再び動き出し、CCFも上がっていきます。
- 終了時: 「C:蘇生終了」を押すと両方のタイマーが止まります。「A:蘇生再開」を押すと続きから測定が始まります。「リセット」ボタンを押すと初期化します



2. 波形確認タイマー
スタートを押すと、2分のタイマーがスタートします。 2分経つと、画面が光ってアラーム音が鳴り、波形確認のタイミングを教えてくれます。再度スタートを押せば、次の2分タイマーが始まります。(音のオン/オフ切り替えも可能です)


3. アドレナリン投与タイマー
3分・4分・5分から設定を選んでスタートを押すだけ。 こちらも時間が経つと画面が光って音が鳴ります。(音のオンオフ可能)

4. メトロノーム機能
胸骨圧迫のリズムを保つためのメトロノームです。 100回/分 から 120回/分 の間でテンポを設定して音を鳴らすことができます。

実際の使用例は動画で確認してください(画像をタップするとリンクへジャンプします)↓↓↓


